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【コラム】胃カメラ検査を受けた方が良い症状は?
ほとんどの病気は、早い段階で発見できれば治癒する確率が高くなります。
病気の中には、自覚症状がないものもありますが、中には病気のサインと言われる症状が出るものも多くあります。
そのため、「いつもと違う」「体調がおかしい」と感じた際には、早めに検査を受けて原因を究明することが重要なのです。
今回は「こんな不調があった場合には胃カメラ検査を受けてほしい」というポイントに着目していきましょう。
「これくらいの不調で検査を受けていいの?」「これはクリニックに相談すべき?」と悩むことも多い胃腸の問題ですが、病気の進行を防ぐためにも早い段階でご相談いただけたらとおもいます。
胃カメラを受けるべき不調とは?
胃カメラ検査は、40歳を過ぎると定期的に受けた方がいいとされていますが、40歳未満の場合であっても体に不調があった場合には受けることをおすすめします。
例えば、以下のような症状が続いている場合には、胃や十二指腸に問題が起こっている可能性があるため、早めにクリニックで相談しましょう。
・食欲不振
食欲不振は体に不調をきたしているサインです。病気の大小に関わらず、受診しましょう。
・吐き気が続いている
胃腸になんらかの不調が出ているサインです。早めに処置を行いましょう。
・胃痛がおさまらない
上部消化管に関連する病気の多くは胃痛を伴うため、原因の解明が必須です。
・胸焼けがひどい
胸焼けは、逆流性食道炎の代表的な症状です。
・食べているのに体重が減少している
消化器疾患による栄養吸収の障害やがんによる影響など、さまざまな問題が考えられます。
・黒い便が出ている
黒色の便は胃や十二指腸からの出血が考えられます。
上記の症状があったからといって、必ずしも大きな病気ということではありません。
不調の原因を明確にするためにも、きちんと検査を受けていただけたらと思います。
胃カメラで早期発見できる病気
胃カメラ検査は、以下のような病気の発見に有効です。
・胃潰瘍
胃酸や消化酵素などの攻撃によって胃の粘膜が傷つき、壁の内側に病変が生じる病気です。
・胃炎
なんらかの問題によって胃の粘膜に炎症が起こり、腹痛や吐き気といった症状を引き起こします。
・胃ポリープ
粘膜上皮が変化して隆起する病変をポリープと言います。自覚症状がなく、検査で見つかることがほとんどです。
・ピロリ菌感染症
胃潰瘍や胃がんのリスクとなるピロリ菌に感染している状態です。
・十二指腸潰瘍
胃潰瘍と同様に、十二指腸の壁の内側に潰瘍ができる病気です。
・逆流性食道炎
逆流性食道は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで炎症を起こす病気です。
・胃がん
胃にできるがんは、初期の段階から胃カメラ検査で見つけることができます。
体の不調は早期発見・早期治療が完治の鍵
かつては治療が難しいとされていたがんも、近年では早期に発見して初期の段階で治療を行えば完治を目指せる病気になってきました。
がんに限らず、どのような病気であっても早めに病変を見つけ、治療を始めることは患者様の負担軽減につながります。
胃カメラ検査は、この「早期発見」に最も適した検査方法と言っても過言ではないでしょう。
実際の粘膜の状態を確認したり、粘膜を採取してより詳細な検査を行ったりすることで、今までは発見できなかったごく僅かな変化もしっかりと察知することができます。
病気の中には、自覚症状がほとんどないまま進行する恐ろしいものもあります。
だからこそ定期的な検査で体のチェックを行い、治療が必要なものがあった場合には早い段階で治療に取り組むようにしましょう。
池田クリニックの胃カメラ検査
池田クリニックでは、日本消化器内視鏡学会の専門医として認定を受けた医師が胃カメラ検査に対応します。
これまでの経験や知識をもとに、患者様が無理なく検査を受けられるよう配慮いたしますので、どうぞ安心して受診いただけたら幸いです。
過去に胃カメラで辛い経験をされた方、初めて胃カメラ検査を受ける方が「そんなに辛くなかった!」と思えるよう、患者様一人ひとりに合わせて対応いたします。