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【コラム】楽に胃カメラを受けるためのポイント
胃カメラというと、ほとんどの方は「辛い」「苦しい」といった印象を抱くでしょう。
今回は、そんな胃カメラについて「どうすれば少しでも楽に胃カメラ検査を受けられるのか」という患者様のお悩みに答えていきたいと思います。
これまで胃カメラ検査で辛い思いをされた方、初めての内視鏡を控えていて不安という方、検査への恐怖心がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、検査に際して分からないことや気になることがある場合には、お気軽にご相談いただけたら幸いです。
1.正しい姿勢で検査を受ける
体が上に向いてしまうと、カメラを挿入する際の角度で痛みが出やすくなってしまいます。
そのため、胃カメラを受ける際には、姿勢を「左側臥位」にするよう心がけましょう。
体の左側を下にして、横向きになる姿勢です。
左足をまっすぐ伸ばし、右足を軽く曲げておくと体が安定してリラックスできるでしょう。
また、検査開始時の咽頭から食道への挿入部分は反射が一番起こりやすい部分なので、カメラが通過するまでは無理に画面を見ず、顔を枕につけて同じ姿勢を保っておくことがポイントです。
胃カメラに恐怖心のある方ほど、内視鏡の挿入時に頭を後ろに退けてしまいがちですが、そうすると余計に痛みが増しますので、姿勢を維持することを意識してみてください。
2.体の力を抜いてリラックスする
人は誰しも、恐怖を感じると体に力が入って緊張状態になるものです。
しかし、検査中に身体や顔面に力が入っていると喉が締まり余計に苦しくなってしまうため、意識的に体の力を抜く必要があります。
力を抜く簡単な方法としては、深呼吸がおすすめです。
鼻からゆっくりと吸って、口からゆっくりと吐く呼吸法を意識しましょう。
また、検査中に目を閉じてしまうと、喉に意識が集中してしまい反射が出やすくなってしまうことがあるため、なるべく目は開けたまま呼吸法に専念してください。
とはいえ、姿勢や目線、呼吸などを「絶対にこうしなくては」と考えすぎるとかえって緊張してしまう方も多いと思いますので、カメラを通す前にご自身がリラックスできる状態を作っておくようにしましょう。
3.検査を事前にイメージしておく
検査をイメージすると怖くなってしまうという方もいらっしゃいますが、どんな検査を受けるのか分からないままだと、より不安が増してしまいます。
そのため、簡単にでもいいので検査の流れを事前にイメージしておくようにしましょう。
例えば、強い反射が起きやすい喉もとの辛さは、大きめの飴を飲み込むイメージに近いと言われています。
また、お口を無理に開けてカメラを飲み込むのではなく、軽く閉じて飲み込むようにしましょう。
初めて胃カメラ検査を行う方は、うまくイメージがつかないと思いますので、事前に医師に相談の上、不安のない状態で検査に臨むことが大切です。
池田クリニックの胃カメラ検査
当院では、これまで10万件以上以上の胃カメラ検査を実施してきました。
症例数が豊富なことは、検査精度の高さに繋がります。
また、回数を重ねることで患者様が苦痛を感じやすいポイントや辛さを軽減するコツなども理解してきました。
そういったこれまでの経験や実績を活かしながら、なるべく患者様が楽に検査を受けられるように配慮しています。
患者様の中には、胃カメラ検査が苦手という方もいらっしゃると思います。
「胃カメラは苦しい」「カメラが通るときにいつも吐きそうになってしまう」など、あまりいいイメージを持っていない方にも無理なく検査を受けていただけるよう努めてまいりますので、検査の際はぜひ私たちにご相談いただけたらと思います。