胃カメラ検査を初めて受ける方は、検査前の注意点や検査当日の決まり、その後の過ごし方など分からないことがたくさんあるのではないでしょうか。

当院では、検査を行う前にしっかりと患者様に説明の時間を設けておりますので、気になることやご不安なことは何でもお尋ねいただけたらと思います。

今回ご紹介する内容は、胃カメラ検査を受ける患者様からよくある質問をいくつかピックアップしたものです。

これから検査を受ける方、胃カメラ前後の過ごし方について知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「前日はいつもどおりの生活ができますか？」

基本的に胃カメラ検査は日帰りで行うため、前日に関しては、いつも通りの生活を送っていただけます。

検査の前日は、なるべく早めに夕飯を済ませていただく必要がありますが、それ以外に制限はないのでご安心ください。

例えば、学校やお仕事、お食事の内容、スポーツ、お風呂などはいつも通りに過ごして大丈夫です。

とはいえ、翌日の検査のためにも万全の体調を維持する必要があるため、ハードな運動や過度なストレスになるような過ごし方は控えておくことが望ましいでしょう。

「前日の食事については、何に気をつけたらいいですか？」

検査前日の食事については、一点だけ決まりがあります。

それは、晩御飯を遅くとも22時までに終わらせておくということです。

21時前後までの時間であれば、お食事の内容に制限はありませんが、極力消化の良いものを選ぶことをおすすめします。

なお、水分補給については基本的に制限はありませんので脱水症状にならないようしっかりと水分を摂るようにしましょう。

前日であればコーヒーなどの嗜好品も禁止はされていませんが、できる限り水やお茶、スポーツドリンクなど色味の薄いものがおすすめです。

また、寝る前に服用するお薬がある場合などは、事前に相談しておくことが大切です。

「​​当日の朝、水分はどのくらい摂取可能ですか？朝食は？」

せっかく夜の間に胃のなかを空っぽにしているのに、朝ごはんを食べてしまっては本末転倒です。

検査当日は、朝食を抜いて受診することが必須となりますのでご注意ください。

一方で、水分は朝もしっかりと摂るようにしましょう。

その際には、前日同様に色味の薄い水分（水、スポーツドリンクなど）を選ぶことが大切です。

コーヒーや紅茶、牛乳といった色のついたものは検査に支障をきたすためNGです。

「​​検査前日から当日にかけて、注意事項はありますか？」

上記でも触れましたが、普段から服用しているお薬がある場合は検査を受ける前に主治医に相談することが大切です。

また、妊娠の可能性がある方やご年配の方、基礎疾患をお持ちの方なども事前に主治医と相談の上、検査に臨むようにしましょう。

なお、女性の患者様は検査の際にネイルを落とし、お化粧も薄めにしておくことが大切です。

口紅は血色が判断しづらくなってしまうため使用しないようにしてください。

そのほかの注意点としては、当日は鎮静剤を用いるため、お車でのご来院は控えてください。

鎮静剤の効果が切れても、ごくまれにめまいやふらつきを起こす可能性があります。

ご来院時は公共交通機関の利用やご家族の送迎をお願いいたします。

分からないことは事前にクリニックへご相談ください

胃カメラ検査について分からないことがあった場合は、事前にクリニックでお尋ねいただけたらと思います。

「過去に検査を受けて気分が悪くなった」「胃カメラに対して恐怖心がある」など、ご不安なこともお気軽にご相談いただけたら幸いです。

なお、池田クリニックではこれまでの検査実績をもとに苦痛を緩和した検査を行いますので、初めて胃カメラを受ける方も安心してお越しください。